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宮崎市佐土原町の内科医院です。

消化器・胃腸科が専門で、胃カメラや大腸内視鏡、腹部エコーでは鎮痛・鎮静剤を使い、苦痛の少ない検査を心がけます。
循環器や呼吸器、感染症やアレルギーも診療します。

また、介護支援専門員が介護や認知症のご相談に応じます。
なお、禁煙補助薬や男性型脱毛症治療薬も処方します。
平日8:30~12:30
14:00~17:30
水・土曜  8:30~12:30

(なお、午前中 8:30~9:00に胃カメラや腹部エコーなどの検査が入っている場合は、外来診療の開始は午前 9:00からになります)

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宮崎県の今週の感染症状況です。
インフルエンザは随分少なくなりましたが、
感染性胃腸炎は増加傾向にあります。

佐土原町内で百日咳の感染が確認されております。

次の方は医療機関をご受診ください。

  14日間以上続く咳。
       +
    1. 発作性の咳込み
   2. 息を吸う時に笛の様な声がする
3. 咳込み後の嘔吐

あの街とは、神奈川県南部にある海沿いの街・茅ヶ崎のことのようだ。ここでは「幸福な死」の代名詞、老衰で息を引き取る人が多い。どうすれば、そんな穏やかな最期を迎えられるのか。
小さなクリニックが多い
茅ヶ崎の人たちは、みんな大きな病院に行きたがらない。というか、そもそも茅ヶ崎には大きな病院が少ない。それで、よく小さなクリニックを利用する。それは死ぬ時も同じ。亡くなる時にはかかりつけ医に自宅に来てもらったり、ギリギリまで家で過ごして最後だけ近くの小さな病院で看取ってもらう人が多い。茅ヶ崎には大病院が少ない。そのかわり、茅ヶ崎では「自宅で死ぬ」ための制度が整っている。在宅医療のための機能を備えた「在宅療養支援診療所」の数が多い。
在宅療養支援診療所とは、医師や看護師が担当する患者やその家族と24時間連絡を取れることなど、様々な条件を満たした診療所のこと。茅ヶ崎市にはこうした診療所が10万人あたりに17.13もあり、全国平均の11.43に比べてはるかに多い。
平均寿命も長い
茅ヶ崎市民の寿命は長い。'10年のデータによれば、男性の平均寿命が81.2歳、女性が86.7歳で、同年の全国平均(男性79.6歳、女性86.4歳)よりも長くなっている。
ほどよい田舎
茅ヶ崎市は、人口が24万人を超えているにしては比較的コンパクトな街。だから、医師が各家庭を訪問しやすく、自治体としても在宅医療を希望する方をサポートしやすい。
さらに別の要因として挙げられるのは、茅ヶ崎の「位置」。茅ヶ崎は東京、横浜が近く、子供が独立しても遠くへ出ていく可能性が低い。だから、年をとっても家族がそれなりに近くにいて、介護をしてもらえたり、自宅で過ごしたりしやすい。単身世帯も約28%で、全国平均を下回る。また、市内の持ち家率も66.3%('10年)と全国平均より高い。こうした条件から最期まで自宅で過ごすことができるのだと考えられる。茅ヶ崎は、東京や横浜が近いから子供は近くに留まってくれて、かといって東京、横浜ほどゴミゴミしていないし、内陸部に行くとすぐに豊かな自然がある。都会と田舎のいいところをつまみ食いした『ほどよい田舎』。茅ヶ崎での「人付き合い」もちょうどいいようだ。茅ヶ崎は人と人との距離がちょうどいい。地区ごとの防災活動や祭りがありますが、くっつきすぎずベタベタしないのがいい。距離感を保ったまま上手なお付き合いをできる大人が多いのかもしれない。
細い道も健康の秘密
この街は北西部の新興住宅地を除いて細い道がうねうねしている場所がほとんど。戦時中に空襲を受けなかったせいで再開発ができなかったからみたい。だから車を運転するのが難しくて、自転車を利用する人が多い。同世代の人もそうです。みんな自転車を使うものだから、昔は駅前の駐輪場に自転車が溢れてひどい状態だったけど、最近は整備されて使いやすくなった。
グラスゴー大学の研究によれば、公共交通機関や自動車で通勤する人に比べ、自転車利用者のほうが、がん発症リスクは45%、心臓病リスクは46%、原因にかかわらず早死にのリスクは41%低い。自転車が茅ヶ崎市民の健康を支えている側面は確実にある。
自転車だけではない。同市の北東部、小高い山になった「茅ヶ崎里山公園」へと向かう道には非常に坂が多いが、これも重要な要素かもしれない。「長寿の街」に坂が多いことは昔から知られている。世界一の「長寿地域」香港も坂が多い。
 地理、風土、自治体の取り組み――様々な要素が、茅ヶ崎の老衰死を増やしている。多死社会を迎える日本社会が、この街から学べることは多い。

 「週刊現代」2018年2月10日号より

 マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、イヌからヒトに感染した事例が徳島県で確認された。
 既に野良猫にかまれた女性が発症して死亡した事例が報告されており、哺乳動物を介したヒトへのSFTS感染は2例目。厚労省はイヌやネコの血液や便を通じて感染する恐れがあるとして注意を呼び掛けている。
 同省によると、徳島県で6月、40代男性の飼い犬が食欲廃絶などの体調不良を起こし、動物病院で受診したところ、SFTS感染が判明。その後、飼い主の男性も発熱などの重い症状が出て、感染が分かった。
 男性はマダニにかまれた痕はなかったが、飼い犬の介護をしており、粘膜から感染したとみられる。現在は男性と犬は回復している。
 SFTSの症例は届け出対象となった2013年3月以降、西日本を中心に約300例報告されている。

マダニが媒介する感染症、日本紅斑熱は死をも招く、危険な感染症。11月ごろまでマダニの活動が活発なため、レジャーや農作業の際には注意しなければならない。死亡された方のほとんどがマダニにかまれた自覚がなく、皮膚や血液の検査で感染が分かったという。
 日本紅斑熱は日本紅斑熱リケッチアという病原体を持つマダニにかまれることで感染する。2~8日の潜伏期間の後、高熱や発疹が現れ、重症化して死に至る場合がある。野山や畑に入る場合は長袖、長ズボンを着用し、虫よけ成分「ディート」が含まれる忌避剤を使用するなど、防護策を組み合わせてほしい。


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