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宮崎市佐土原町の内科医院です。

消化器・胃腸科が専門で、胃カメラや大腸内視鏡、腹部エコーでは鎮痛・鎮静剤を使い、苦痛の少ない検査を心がけます。
循環器や呼吸器、感染症やアレルギーも診療します。

また、介護支援専門員が介護や認知症のご相談に応じます。
なお、禁煙補助薬や男性型脱毛症治療薬も処方します。
平日8:30~12:30
14:00~17:30
水・土曜  8:30~12:30

(なお、午前中 8:30~9:00に胃カメラや腹部エコーなどの検査が入っている場合は、外来診療の開始は午前 9:00からになります)

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熊本県は8月18日、県内全域に今年初の日本脳炎注意報を発令した。県が16日に豚20頭に行った日本脳炎ウイルスの抗体検査で、2週間以内に感染したとみられる豚7頭が確認されたためだそうだ。

日本脳炎は、蚊(コガタアカイエカ)が媒介するウイルスで起こる感染症。夏から秋にかけて患者が発生し、発病すると5~15日の潜伏期間を経て40度以上の高熱やけいれん発作、昏睡状態などの症状が1週間ほど続くことがある。熊本県内では2009年、2007年に各1人が感染したという。

熊本県は
〈1〉 蚊の多い場所では長袖や長ズボンを着用し、虫よけ剤を使用する
〈2〉 家の周りの小さな水たまりをなくし、蚊の発生源を減らす
〈3〉 休養や栄養、睡眠を十分に取り、過労を避ける
ことなどを呼びかけている。

思春期女子の短い睡眠時間が若年成人期の高コレステロール血症の危険因子となる可能性があると、米コロンビア大学などのグループが発表した。同グループは、1994~95年に13~18歳の男女1万4,257例を登録。18~26歳の若年成人となる2001~02年まで追跡し、睡眠時間と高コレステロール血症との関係を調べた。調査の結果、女性では睡眠時間が1時間増すごとに若年成人期に高コレステロール血症と診断される確率が有意に低下した。一方、男性では有意ではないものの、睡眠時間の増加は高コレステロール血症の診断減少と関係していた。

非薬物治療がすべての肥満治療,特に小児肥満治療の基礎であるべきで,常に第一選択治療とされるべきだ。ある論評は,家庭に根差した行動療法プログラムにより,食習慣,身体活動習慣,思考パターンの変更を目的としたライフスタイル介入を行うことで,短期的・長期的に有意かつ臨床的に意義のあるレベルで小児と青年期の肥満を減少させることができると結論付けている。
英国などのガイドラインは,具体的なカロリー摂取量を明示せずに行動療法を強調している。
エネルギー消費による減量の奨励は,食事習慣への介入ほど注目されていなかったが,今回の報告ではテレビ視聴を制限するなど,身体を動かさない習慣を減らすことへの介入が検討され,有望であることがわかった。
食習慣の変更に関する戦略として,ニューヨーク州立大学バッファロー校が開発した食品に関する交通信号システム(摂取を控えるべき有害な食品に赤,適量を摂取すべき食品に黄色,常に摂取すべき食品に緑のマークを表示)などがある。
米国心臓協会が提唱する動機付け面接は,習慣の変更に対する準備ができていないと感じている親にとって有用だ。居住地域で肥満青少年を対象とした夏期合宿を行うことについては,短期の有効性が確認されているが,長期の影響に関してはまだ不明である。

ニューメキシコ大学保健科学センターやブリストル大学、米国立衛生研究所の研究によると、小児肥満の原因の約90%は過食か運動不足か、またはその両者で、残り10%は内分泌疾患や先天性・後天性の視床下部障害、遺伝的症候群、食欲に影響を与える薬物の使用によると推測されている。
小児肥満はほとんどすべての臓器系に有害な影響を与える可能性があり、しばしば高血圧、脂質異常症、インスリン抵抗性や糖尿病、脂肪肝疾患、心理社会的合併症などの重大な結果につながる。ある研究によると、14~19歳の過体重と肥満は、30歳以降のさまざまな全身性疾患による死亡率の上昇と相関していた。また、小児肥満による整形外科分野の重大な合併症に内反脛骨があるが、一方で肥満は骨密度に関しても大きな影響を与えるようである。
肥満予防では、特に小児期からの予防が世界的な肥満の増加を逆転させるのに最も有効だという。予防策は、個人、家庭、施設、地域社会、医療の各レベルで講じることができる。小児では本人よりも保護者を標的とすべきで、(1)世帯や家族レベルで適切な食事量を与える(2)運動を奨励する(3)日常生活動作を高め、身体を動かさない生活を最小限にとどめる―ことを親に指導するのが、基本的な予防法と見られている。

アラバマ大学バーミングハム校公衆衛生学部疫学科の新たな研究によると、“王様のような朝食、王子のような昼食、貧民のような夕食を取れ”という昔の格言は、実際のところ、メタボリックシンドロームを予防するうえで最も優れたアドバイスのようだ。研究では、朝目覚めた後に高脂肪食を与えたマウスの代謝が正常であることを明らかにした。反対に、朝に高炭水化物食をより多く摂取したマウスでは、メタボリックシンドロームの指標である体重増加、肥満、耐糖能障害などの異常が生じるという。
今回のマウスの実験では、食物の種類や摂取のタイミングがメタボリックシンドロームの発症に影響しうるか否かが検討された。そしてその結果、目覚め時の脂肪摂取がきわめて効果的に脂肪代謝を刺激し、その日1日の摂取において、さまざまな種類の食物に対する反応スイッチが“オン”になることを見出した。
一方、目覚めたときに炭水化物を与えると、1日中炭水化物代謝のスイッチが入った状態となり、別の食物を摂取させても炭水化物代謝が優位に働くという。
1日の最初の食事が、その日の代謝系を左右するようだ。今回の実験から、炭水化物の豊富な朝食を取ると、その日の炭水化物利用が促進されるが、脂肪の豊富な朝食を取ると、炭水化物から脂肪へとエネルギー利用が移行するような代謝系へと変化することがわかった。
さらに、この研究から得られた重要な知見として、就寝前のマウスに低カロリー食を摂取させたことが、健康増進につながった点を挙げている。逆に、就寝前に高脂肪食を与えたマウスでは、体重増加、肥満、耐糖能異常、高インスリン血症、高トリグリセライド血症、高レプチン血症などを来した。

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