個人情報の取扱い お問い合わせ
HOME 医院紹介 診療のご案内 医療ニュース Q&A コラム

宮崎市佐土原町の内科・小児科医院です。

消化器・胃腸科が専門で、胃カメラや大腸内視鏡、腹部エコーでは鎮痛・鎮静剤を使い、苦痛の少ない検査を心がけます。
循環器や呼吸器、感染症やアレルギーも診療します。

小児科は一般診療の他、定期・任意の予防接種も行います。

また、介護支援専門員が介護や認知症のご相談に応じます。
なお、禁煙補助薬や男性型脱毛症治療薬も処方します。
平日8:30~12:30
14:00~17:50
土曜  8:30~12:50

(なお、木曜日の午前中は休診で午後は15:00からとなります。夜間診療を行っている場合もございます。平日は17:30、土曜日は12:30を過ぎる場合はご来院前にお電話ください。)

HOME医療ニュース

 寒い環境にさらされ続けると、燃えない種類の脂肪を燃えるように変える酵素の働きをマウス実験などで解明したと、東京大と東北大、群馬大の研究チームが発表した。この酵素の働きを肥満や生活習慣病の治療、予防に応用できる可能性があるという。
 脂肪には燃えて熱を生じる褐色脂肪と、燃えずにエネルギーを蓄積する白色脂肪がある。寒さを感じると、褐色脂肪の細胞で熱を生み出す遺伝子が働く。さらに寒さが長く続くと、白色脂肪もこの遺伝子の封印が外れて働き、ベージュ脂肪に変わって燃え始める。
 遺伝子を構成するひも状のDNAは非常に長いため、普段は多数の糸巻きに巻かれた状態になって封印されており、遺伝子が働く際にほどける。 
 研究者らは、白色脂肪細胞では「JMJD1A」と呼ばれる酵素が熱を生み出す遺伝子のDNAをほどいて封印を外し、ベージュ脂肪に変えることを明らかにした。

 時事通信社より

現在放送中のNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の主人公、楡野鈴愛(にれの・すずめ)は、小学3年生のとき、左耳の聴力を失ってしまいます。おたふくかぜ(ムンプス)のウイルスに感染して起きた合併症の「ムンプス難聴」が原因です。おたふくかぜは、治るからといって、甘く見てはいけない感染症です。
 おたふくかぜが流行するのは、晩冬から春先にかけてです。ウイルス感染症によくある発熱、頭痛、筋肉痛といった症状に加え、耳の前にある耳下腺が腫れるのが特徴です。大半の人は、治療なしに数週間で治りますが、おたふくかぜに「効く」治療薬はまだないのが現状です。
 おたふくかぜの感染力は、麻疹ほど強烈ではありません。風疹のように妊婦に感染して子供に先天奇形を起こすリスクもほとんどありません。しかし、集団発生で大量の患者が出ると、一定の割合で重大な合併症が起こります。
 特に多いのが精巣炎です。これは 思春期以後の男性の2~3割程度に起きます 。熱と痛みと腫れがひどいのが特徴で、1割程度は受精能力が低くなってしまいます。卵巣炎も思春期後の女性の5%に発症します。そのせいで、まれながら閉経が早まることがあります。ただ、「おたふくかぜで女性が不妊になる」という明確なデータはありません。
 脳などの神経への影響もあります。おたふくかぜは、無菌性髄膜炎の原因になります。脳炎や脊髄炎は、さらに重大な合併症です。「難聴」「体のまひ」「歩行困難」が起き、生活の質を著しく損なうことがあります。医療では、生活を守ることも大事です。日本では 2015年~16年の2年間に、おたふくかぜの合併症で難聴になった人が約350人いました。
感染期間の長さも特徴的です。麻疹や風疹が発症後5日間なのに比べ、9日間ほどと、長いのです。
 学校保健安全法では「耳下腺、顎下(がっか)腺又は舌下腺の 腫脹(しゅちょう)が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで出席停止」となっており、おたふくかぜにかかったら10日程度欠席する必要があります。子供が発症したら親は世話をするでしょう。共働きの家庭が多い今、これは大きな問題です。当然、大人がかかったら職場に行くべきではありません。
日本ではおたふくかぜは軽視されており、社会の備えができていないのが現状です。
 諸外国には、麻疹(measles)、おたふくかぜ(mumps)に風疹(rubella)の頭文字をとった「MMR」という「三種混合ワクチン」があり、小児に2回接種することになっています。
 MMRは、かつて日本でも定期接種していました。しかし、脳に影響を与える「無菌性髄膜炎」の副作用が問題になり、1993年に事実上終了してしまいます。その後、「無菌性髄膜炎」が副作用として出るのは、MMRの中の「おたふくかぜワクチン」のためだと判明。これを除いた「麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)」が導入されました。現在も小児の定期接種にはMRワクチンが使われています。
 問題なのは、ワクチンで予防できる「おたふくかぜ」が、無菌性髄膜炎を引き起こすことです。しかも、ワクチンの副作用リスクよりも、感染症の発症リスクの方が大きいのです。
 前述のようにおたふくかぜに有効な治療法はありません。しかし、ワクチン接種という有効な予防法があります。ところが、以前のものより副作用も減っているワクチンが定期接種に組み込まれていないため、接種者数はとても少ないのです。すべての人が接種すべきというのが国際的には常識なのにです。
 米国予防接種諮問委員会「ACIP」は昨年、すでに2回の接種を受けていても、おたふくかぜが流行のために感染リスクが高い時は、 3回目の接種をするように推奨 しました。これは、臨床試験などで集団発生時には3回目の接種を追加すると、2回だけの接種よりも有効だとわかったからです。
 日本ではこうした新しい研究成果が発表されても、国立感染症研究所のホームページでも、そのデータは反映されていません。
 日本は昔から予防接種後進国だと言われています。今回のおたふくかぜの現状を考えると、その「周回遅れ」の状態がさらに増して、世界からまた引き離されてしまったようです。


 観光名所の長野県の地獄谷野猿公苑で温泉に入るニホンザルは、体内のストレス物質が減っていることが、京都大霊長類研究所の調査でわかった。人と同様に、サルにとっても温泉はリラックス効果があるようだ。
 ニホンザルは世界で最も北に生息するサル。温泉入浴は地獄谷野猿公苑の雌を中心に見られる。1963年の冬に目撃されたのが最初で、今では雌の3分の1にまで広がる習慣になっているという。湯に漬かるのは、冬の寒さによるストレスを和らげるためとみられていたが、科学的なデータはなかった。
 調査では、温泉入浴の頻度やふんに含まれるストレス物質であるグルココルチコイドの濃度が詳しく調べられた。
 その結果、冬期に入浴が確認された後のふんのストレス物質の濃度は、入浴していない場合よりも平均で約20%低かった。寒さが和らぐ春には入浴頻度が冬より大幅に下がり、濃度の差も確認できなかった。
 ニホンザルは温泉入浴で寒さに適応し、繁殖や生存に生かしていると考えられる。

 京都新聞より

 喫煙は耳の聞こえにも悪い影響をもたらすらしいことが、国立国際医療研究センターなどの調査でわかった。たばこの煙が音を聞き取る細胞にダメージを与えるらしい。禁煙すれば、聴力が落ちるリスクは下がることもわかった。 
 調査結果を分析すると、たばこの本数が多いほど聴力低下の傾向があり1日21本以上吸う人は吸わない人に比べて高音域で1・7倍、低音域で1・4倍だった。5年以上禁煙していた人では、聴力低下のリスクは吸わない人とほとんどかわらなかった。
 ニコチンの毒性や血流の悪化などがもとで、内耳の細胞の働きが落ちると推定されている。普及が進む加熱式たばこもニコチンを含むため、内耳の細胞に影響して聴力低下のリスクを高めると予測される。
 聴力は、年齢によっても高音域を中心に徐々に落ちる。音楽の高音質の演奏を長く楽しむためにも、禁煙がすすめられる。中年期の聴力の低下は、認知症にかかるリスクを高めることも指摘されている。

 朝日新聞社より

ご飯やパンなどの炭水化物を制限する「糖質制限食」をダイエット目的で実践する人が増えている。しかし、糖質(炭水化物)が分解されてできるブドウ糖は脳にとって唯一のエネルギー源。むやみに減らせば当然、脳に悪影響がある。

◇糖尿病には糖質制限が必要
血糖値の高い状態が長く続くと、次第に血管が障害されるため、糖尿病の方では糖質制限が必要。細い血管が障害されると、失明の危険がある網膜症、人工透析が必要になることもある腎症、手足の感覚がまひする末梢(まっしょう)神経障害などが起こる。太い血管が障害されると、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞なども起きやすくなる。

◇低血糖とアルツハイマー病の関係
ただし、いくら糖尿病であっても、糖質制限が行き過ぎると逆に問題が起こる。
 糖尿病患者は血糖値を下げる薬を服用している場合が少なくない。この場合、血糖値が下がりすぎる低血糖発作を起こさないようにすることが重要。
 低血糖を起こしている高齢者の糖尿病患者は、糖尿病にかかっていない人と比べて、アルツハイマー型認知症発症の危険性が約1.6~2.4倍になることも分かってきた。脳細胞は加齢とともに減少する。糖質が脳のエネルギー源であることから考えれば、脳細胞が減少している高齢者の場合は、若者よりも低血糖が脳にダメージを与え、それが認知症につながるという理論は極めて妥当である。

◇「糖新生」は非常措置
最近は、健康な若年~中年層で、ダイエットを目的に極端な糖質制限を行っている人もいる。
極端な糖質制限で体内のブドウ糖の量が低下すると、ヒトの体は脂肪や筋肉を分解することで糖質を作り出し、それをエネルギー源にする。これを糖新生と呼ぶ。
確かに、脂肪や筋肉が分解されれば体重は減る。しかし、糖新生はあくまでも非常措置。停電時に自家発電機を稼働させるのと同じ。自家発電機を動かすには燃料が必要。
緊急事態を乗り切るために脂肪や筋肉を燃料に変えているわけだから、長期間続ければ当然体に異常が生じる。
脳の働きは鈍り、めまいや冷や汗が止まらなくなり、最悪の場合は低血糖発作で意識を失ってしまう。実際、糖質制限による低血糖発作で病院に救急搬送されたという事例も時折耳にする。

◇高齢者は「フレイル」の危険性が高まる
高齢者が極端な糖質制限食を行うと、若者と比べて一層危険が増大する。
 高齢者の多くは筋肉量が低下している。極端な糖質制限による糖新生が起きた場合、筋肉量はさらに低下し、著しく心身機能が低下した状態の「フレイル」に陥りやすくなる。
「フレイル」になると、そうでない人と比べて死亡率が上昇したり、風邪をこじらせて命の危険を伴う重度の肺炎にかかりやすくなったり、日常動作で転倒・骨折の危険性が増大したりするなどさまざまな悪影響が起こる。

◇総摂取カロリーの6割は糖質で
1日に必要なカロリー摂取量は、年齢や活動性、病気の有無などによって異なる。しかし、カロリー摂取量の約6割は糖質から摂取することが望ましいとされている。これは糖尿病の患者も同様。
具体的にいうと、健康な人の場合は、茶わん1杯分のご飯を1日3回食べるのが最も適切。活動量の低下している高齢者ならば1日に2杯程度でも構わないし、活動量が多い若年者ならもう少し多くても食べ過ぎとはいえない。やや肥満傾向がある人ならば、心持ち減らすのがいい。
いずれにせよ、昨今の糖質制限食ブームに対しては注意が必要だ。

毎日新聞より

«前 || 1 | 2 | 3 |...| 58 | 59 | 60 || 次»