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宮崎市佐土原町の内科医院です。

消化器・胃腸科が専門で、胃カメラや大腸内視鏡、腹部エコーでは鎮痛・鎮静剤を使い、苦痛の少ない検査を心がけます。
循環器や呼吸器、感染症やアレルギーも診療します。

また、介護支援専門員が介護や認知症のご相談に応じます。
なお、禁煙補助薬や男性型脱毛症治療薬も処方します。
平日8:30~12:30
14:00~17:30
水・土曜  8:30~12:30

(なお、午前中 8:30~9:00に胃カメラや腹部エコーなどの検査が入っている場合は、外来診療の開始は午前 9:00からになります)

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新型コロナに消毒効果があるのは次の3つだそうです。

 ・「界面活性剤」
 ・「次亜塩素酸水」
 ・「第4級アドアノブンモニウム塩」

     いずれもドアノブなどの物品の消毒に有効で
    「第4級アドアノブンモニウム塩」は手指にも使える様です。

    「界面活性剤」には
     キッチン用品のクレンザーや漂白剤があります。

     それぞれにどなん商品があるかは
     みなさんで調べてみて下さい。

     当院もそうですが、不特定多数の方が出入りする施設においては
     院内感染を防ぐためにドアノブや手すり、椅子やテーブルなどを
     1日に何度も消毒せねばなりません。

     手指の消毒剤も足りない中、朗報です。

             山脇内科小児科医院 院長  山脇 清一

 肝臓へ中性脂肪が過剰に蓄積されている「脂肪肝」。特に飲酒習慣のある人がなりやすいとされてきたが、近年、食べ過ぎや運動不足を原因とする患者が増えている。自覚症状もなく健康診断でも分からない「隠れ脂肪肝」の人は国内で1000万人近くいると言われている。脂肪肝は、放っておくと肝硬変や肝臓がんに進行するだけでなく、他の臓器や血管のがんになるリスクも高めることが最近の研究で分かってきた。
 医師の間でも、最近まで脂肪肝は軽く見られていて、その危険性はあまり知られていなかった。脂肪肝が原因で、肝硬変、さらには肝臓がんになる患者が年々増えている。
 健康な肝臓の場合、非常時の栄養供給源として細胞の3〜4%に中性脂肪が蓄積されている。脂肪肝は肝臓の細胞の5%以上に中性脂肪が蓄積された状態を指す。脂肪肝自体は、生活習慣の改善などで健康な状態に戻すことができる。問題は放置した場合だ。
 脂肪肝のうち2割程度は、肝臓の炎症につながる。炎症を起こすと、肝臓の細胞が一部壊れる。壊れた肝臓の細胞は修復されるが、それを繰り返しているうちに、だんだん線維化(硬化)が進行し、肝臓が硬くなっていく。こうして、肝臓全体が網の目状の線維に埋め尽くされた状態が肝硬変。こうなると健康な肝臓に戻ることは極めて難しい。肝機能が低下するだけではなく、肝臓がん発症の可能性も高まる。脂肪肝の間なら健康な肝臓に戻れるが、肝硬変や肝臓がんに進行すると後戻りできない。
 脂肪肝と診断されていても、ほとんど自覚症状はない。しかも、お酒を飲まないのに脂肪肝になる患者が増えている。
 脂肪肝というと、かつてはアルコールが原因と考えられてきたが、食べ過ぎや運動不足が原因の脂肪肝が増えている。この30年でおよそ3倍に増え、脂肪肝の日本人はおよそ3000万人と推定される。
 アルコール性ではない脂肪肝のうち、半数以上は血液検査に表れないという。
 血液検査の肝機能の数値は、脂肪肝を直接見ているわけではなく、細胞のダメージを見ている。アルコールが原因の場合は、その毒性から細胞のダメージが大きいので数値となって表れやすい。食べ過ぎや運動不足による脂肪肝は、比較的細胞の破壊が少なく、数値に出ない場合がある。こうした『隠れ脂肪肝』は、1000万人近くいると考えている。
 脂肪肝患者の4人に1人が炎症を伴う脂肪肝炎を併発し、そのうち25%が肝硬変に進行、さらにその25%に肝臓がんが発生するという。
 肝硬変や肝臓がんの原因の大半は、アルコール性の肝炎やウイルス性の肝炎と考えられてきた。しかし、脂肪肝でも、肝硬変や肝臓がんのリスクが一気に跳ね上がる。
 脂肪肝は、肝臓以外の深刻な病につながることも分かってきた。脂肪肝患者は多くの臓器で、がんのリスクが高まる。脂肪肝患者はそうでない人に比べ、肝臓がんのリスクが4倍、胃がんは3.5倍、膵臓がんは2.7倍、肺がんは2倍になるという。
 脂肪肝が全身のがんにつながるメカニズムは、「炎症性サイトカイン」という伝達物質が鍵を握る。
 『サイトカイン』は細胞同士が連絡を取り合う際に使われる信号の総称。脂肪肝による炎症で壊れた肝臓の細胞を排除する際には、『異物があるぞ』というメッセージとして『炎症性サイトカイン』が放出される。ここまでは適切な反応。しかし、『炎症性サイトカイン』は血管を通って全身をめぐり、他の臓器にも『異物があるぞ』というメッセージを送ってしまう。
 その結果、他の臓器の正常な細胞が、異物として攻撃されて炎症が引き起こされ、がん細胞ができやすくなってしまうという。
 炎症性サイトカインが引き起こすのは、がんだけではない。血管でも炎症を引き起こすため、脳卒中や心筋梗塞にもつながる。こうした肝臓以外の変化が、一見すると正常な人の体内で起こっているのが怖いところ。
 一般的な人間ドックで行う超音波検査は、肝臓の約30%で脂肪化が進んでいないと、「脂肪肝」と識別できない。軽度の脂肪肝を見落としてしまうという問題がある。
 そこで、隠れ脂肪肝のリスクを簡易的に調べられるチェックリストがある。自分の脂肪肝のリスクがどれほどあるか、確認できる。
 チェックリストでリスクありと判定されたらどうすべきなのか。
 脂肪肝は薬では改善できず、生活習慣を見直すほかない。食生活の改善で最も重要なのは、寝る前の食事を控えること。就寝前に摂取した栄養分は、ほとんど使われることなく中性脂肪として肝臓に蓄えられてしまうからだ。また、果糖が多く含まれる果物や清涼飲料水などにも注意が必要。果糖には、過剰摂取すると中性脂肪となって肝臓に蓄積されやすい性質がある。
 適度な運動も欠かせない。ポイントは、有酸素運動と筋肉を使う運動を組み合わせること。例えば、スクワット10回+15分間のウォーキング。有酸素運動が脂質の代謝を促すほか、筋肉の収縮時に分泌されるホルモン「マイオカイン」には直接的に肝臓の脂肪燃焼を促す効果がある。
 チェックリストでリスク低と出たとしても、食べ過ぎや運動不足などの自覚がある人は『脂肪肝予備軍』。生活習慣の改善を勧められる。
 脂肪肝は、沈黙の臓器からのメッセージともいえる。命に関わる深刻な状態になる前に、そのメッセージを受け止め、生活習慣の改善を心がけよう。
 2019年3月24日 NHKスペシャルより

イヤホンで音楽を聴く機会が増えたことなどから、若い世代でも難聴になるリスクが高まっている。イヤホンなどによる難聴の初期症状は分かりにくいこともあり、注意が必要。放置して聴力を失うと回復するのは難しい。
イヤホンなどで大音量の音楽を聴き続けている場合、少しずつ聞こえが悪くなるので気付きにくい。
片道1時間強の新幹線通勤で、耳を窓にくっつけて寝ることが習慣になった結果、難聴になった人もいる。
イヤホンを使って大音量の音楽などを聴くリスクは、中高年でも変わらない。
 電車内などは騒音で音を大きくしがちだが、最大音量の60%以下にすること、1時間以上連続して聴かないことだ。ライブハウスでスピーカーが目の前にある場合は耳栓をすることも必要。
 耳鳴りがして聞こえにくい、または小さい音が響いてうるさく感じる、耳がつまってふさがった感じがするなどの場合は、耳鼻科を受診しよう。
 耳は消耗品で、聞いていい音量と時間には限界がある。長持ちさせるには、大音量で音楽に接しないよう意識することが大切だ。
 耳への負担をなるべく抑えるイヤホンやヘッドホンも登場している。ノイズキャンセラー機能のある商品も多く並ぶ。小さな音量でも音楽を楽しめる。
 また、耳をふさがず、骨伝導などで音楽を楽しめるイヤホンも耳にいいとされる。ただ、音漏れしやすいなどのデメリットもあり、使うときは周囲に配慮したい。
読売新聞より

 肥満になると、がんになりやすくなる。統計学的に知られていた事実について、北大遺伝子病制御研究所の研究グループは、原因の一部を解明したと発表した。肥満状態のマウスに抗炎症剤のアスピリンを投与して脂肪細胞の炎症を抑えると、がん細胞の発生そのものが抑えられることも分かり、がんを発症する前の人に、予防的な治療を行える道が開けるかもしれない。
 研究グループによると、肥満が膵臓がんなどの発症確率を高めることは統計学的に示されていたが、原因は分かっていなかった。
 研究グループはこれまでの研究で、がん細胞が発生するかなり前の段階で「がん予備軍の細胞」が周囲の正常な細胞層によって押し出され、体外に排除される仕組みを証明していた。
 今回は「肥満になると、この仕組みが働きにくくなるのではないか」との仮説を立て、検証した。
 実験では高脂肪の餌を与えてマウスを太らせ、「がん予備軍の細胞」をさまざまな部位に発生させた。すると、膵臓と小腸で「がん予備軍の細胞」を体外に押し出す仕組みが抑制され、体内に残った。特に膵臓では増殖し、1カ月後に小さな腫瘍の塊になった。
 「がん予備軍の細胞」は、その細胞内のミトコンドリアの機能が低下し、体外に排除されやすくなる。しかし、脂肪が増えると、ミトコンドリアの機能が低下せず、体外に排除されにくくなることを確認した。
北海道新聞


上行結腸がんは、大腸がんの一種。大腸がんは長さ約2メートルの大腸(盲腸、結腸、直腸、肛門)に発生するがんで、上行結腸は盲腸から上(頭側)に向かう部分を呼ぶ。日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいと言われている。粘膜の表面から発生した後、大腸の壁に深く侵入していき、進行するにつれてリンパ節や肝臓、肺などに転移する。罹患(りかん)率は40代から増加し、高齢になるほど高くなる。男性の罹患率、死亡率は女性の約2倍となっている。
スポーツ報知より

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