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宮崎市佐土原町の内科医院です。

消化器・胃腸科が専門で、胃カメラや大腸内視鏡、腹部エコーでは鎮痛・鎮静剤を使い、苦痛の少ない検査を心がけます。
循環器や呼吸器、感染症やアレルギーも診療します。

また、介護支援専門員が介護や認知症のご相談に応じます。
なお、禁煙補助薬や男性型脱毛症治療薬も処方します。
平日8:30~12:30
14:00~17:30
水・土曜  8:30~12:30

(なお、午前中 8:30~9:00に胃カメラや腹部エコーなどの検査が入っている場合は、外来診療の開始は午前 9:00からになります)

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 日本気象協会の予測によると、今シーズンの花粉の飛散量は、九州から東海地方にかけて多くの地域で例年を上回り、関東や東北などではやや少なくなる見通し。スギ花粉の飛散は2月下旬から3月下旬にかけてピークを迎えるという。
 花粉症の治療で最もよく使われるのは、「第2世代抗ヒスタミン薬」という種類の飲み薬。くしゃみや鼻水を抑える効果が高く、早いタイプでは飲んで20~30分で効果が表れる。鼻づまりがひどい人には、「抗ロイコトリエン薬」がよく使われる。
 鼻アレルギー診療ガイドラインでは、症状のタイプに応じて薬を選び、重い場合は異なる種類の薬を組み合わせることを勧めている。2016年版からは、初期の治療の選択肢として鼻噴霧用ステロイド薬が追加された。炎症を抑える作用があり、花粉症の代表的な症状であるくしゃみ、鼻水、鼻づまりのいずれにも効果があるとされる。
 最初に始めるのは、鼻噴霧ステロイドがよいのか、抗ヒスタミン薬なのか。どちらが効果的かを比べた山梨大などのグループの研究によると、鼻噴霧ステロイドから始めた人たちの症状の程度は、抗ヒスタミン薬の人たちの半分ほどで済んだという。
 ステロイドには、免疫力が落ちて感染症にかかりやすくなるのではないかという懸念がある。しかし、医師が処方する鼻に噴霧するタイプは血液中にほとんどステロイドが移行しないため、花粉症シーズンに限っていれば、毎日使ってもこうした副作用が出る可能性はほぼない。
 ただ、鼻に薬を噴霧すること自体が刺激になると、抵抗感を抱く人も少なくない。ガイドライン編集委員代表の大久保公裕(きみひろ)・日本医科大教授は「いつも症状が重くなりやすい人には鼻噴霧ステロイドがお勧め。それほどでもない人や、噴霧が苦手な人は飲み薬から始めてもいい。担当医とよく相談してほしい」と語る。
 鼻噴霧では効かない重症の人には、飲むタイプのステロイドもある。ステロイドが全身に及ぶため、1週間以内の使用にとどめたほうがいいという。
 最近は、処方箋(せん)のいらない市販薬も多くの種類がある。それぞれの症状に応じた薬をうまく選ぶためにも、まずは医療機関を受診してほしい。
朝日新聞より